1. 2024年
  2. 2023年
  3. 2022年
  4. 2021年
  5. 2020年
  6. 2019年
  7. 2018年
  8. 2017年
  9. 2016年

世界あちこち見聞録  Ver.エビの養殖とマングローブの森

皆さん、こんにちは!エマール広報担当のMadam Hです。

秋を飛ばして 時折、冬になったような寒い日がありますが、いかがお過ごしでしょうか?

 

 

前回は、ハロン湾クルーズや堪能したエビの話をしました。

こんなにエビが安価な理由は?

 

そう養殖です。

90年代半ば以降 タイからブラックタイガーの養殖技術が導入され、

エビはベトナムの主要な水産輸出品目です。

2020年には73万6000haの養殖場で90万トンを養殖し、輸出総額は38億USDに達しています。

  

 

 

 

栃木県近辺では、マングローブを見かけることはありません。

マングローブの生息場所は さて、どの辺りでしょうか?

マングローブ林は赤道付近の地域に分布していて、太平洋地域では 鹿児島県鹿児島市が北限といわれています。

又、南限は、オーストラリアの首都メルボルンの少し南です。

ベトナムには、多くのマングローブの森が存在します。

 

ベトナム戦争の枯葉剤の被害によって、4万ヘクタールものマングローブが枯れ果ててしまいました。

しかし、現地人やNGOの協力を経て現在では3万ヘクタールまで復活を遂げました。

水に根をはり、大地に根をはるマングローブの森は貴重です。

 

 

 

 

 

 

マングローブの森でエビの養殖 なぜ? でしょうか。

マングローブの繁茂している辺りの水域は、干潮時に干潟になり

この水域は餌料が豊富であるため水産動物の育成場所に最適です。

そのため、マングローブが切り倒され養殖場にされてしまいました。

ベトナムの重要な産業となっており、ベトナム漁業部門の売り上げの半分近くを占めていること、

価格も上がってきたことから、今後も養殖場開発は増加すると考えられます。

産業の発展も大事なことですが、特定の地区を団体で保護するなど、今後も努力を続けなければならないようです。。