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世界おもしろ見聞録 え~~?そうなの??川という名の川って・・

株式会社エマール広報担当MADAMHです。少しづつ夜明けが早くなり、
日没も遅くなってきて、春の足音が聞こえてくるような季節になりました。
皆さんいかがお過ごしでしょうか?世界地図を見ていたら、北アフリカが目に留まり
急に、エジプトのナイル川のナイルってどういう意味だったっけ??と気になりました。
映画の中では、ナイルリバーとは言ってなかった記憶があります。
“ナイル”は、アフリカ東部を流れ、ブルンジ・タンザニア近辺に源を発し、ビクトリア湖・アルバート湖を経て北流する白ナイルと、エチオピア高原のタナ湖に源を発する青ナイルとが、
スーダンのハルツーム付近で合流、主にスーダン、南スーダン、エチオピア、ウガンダを流れ、
エジプトに大三角州を形成して、この国を縦断し地中海に注ぐ世界最長6695kmの国際河川です。
この川によって提供される水資源等は各国にとって極めて貴重です。
調べてみると、なんとナイルの意味はアラビア語で川と言う意味です。
ナイル川とは、川川(かわかわ)と言う事になりますね。

タイに行くとメコン川が目に留まります。
この川はチベット高原に源流を発し、中国の雲南省を通り、ミャンマー・ラオス国境、タイ・ラオス国境、カンボジア、ベトナムを流れ南シナ海に注ぎ込む、東南アジアで最長で約4200 kmの河川です。
雨期には流量が増し流れが速いため、船の運航は非常に難しいそうです。
乾期には流量は減るものの、浅瀬が増えるため船の運航が難しくなります。
タイ、ラオス、ミャンマー、カンボジア、ベトナムの本流・支流周辺では、日用品の取引などの小規模な貿易が行われています。
河口付近はメコンデルタと呼ばれ、ベトナムの米生産量の半分以上を占める農漁業地帯です。
タイに行った時、ガイドさんは言いました。
“メコンとは、川という意味です” 日本語だと川川ですねと笑っていました。
ガイドブックを改めてみて見ると、メは母、コンは水と書いてありました。
母なる水・・転じて川だったのでしょう。

オーストリアに行くと日本語ではドナウ川と言う川があります。
ヨハンシュトラウスの“美しき青きドナウ”で有名ですが、実際に見てみると
ちっとも美しくなかったし青くもなかったのです。(誰が見ても・・・・・と思ったのですが・・・)
ガイドさんはこう言いました。見る人の心を映すドナウ川・・さすがです(笑)
ドイツ南西部の「黒い森」シュワルツワルトに源を発し,中部ヨーロッパ,東ヨーロッパ南部を
貫流しオーストリア、スロバキア、ハンガリー、クロアチア、セルビア、ブルガリア、ルーマニア、
モルドバとウクライナの10か国を通り黒海に注ぐ約2860km流域面積は81万7000平方キロメートルの国際河川です。
英語ではダニューブDanube川,各地ではそれぞれドゥナイDunaj(スロバキア語),
ドゥナDuna(ハンガリー語),ドゥナフDunav(セルビア・クロアチア語,ブルガリア語),
ドゥナリヤDunǎrea(ルーマニア語)ドゥナイDunai(ウクライナ語)と呼んでいます。
ヨーロッパの重要な大動脈で、歴史上たえず軍事的国境線と平和的,経済的交易の二つの役割を果たしてきており,
同時に東方と西方の文化を結びつける役割をも担ってきたと言う事が出来ます。
多くの国を流れ似てはいるものの、それぞれの国の言葉で違ったような呼び方をしていますが、
元々の意味を辿れば、川なのです。

それぞれの言語で単純に川と呼んでいただけなのに、日本語に訳す時に○○川と書かれたので、川川なる名前になってしまったようです。
川の名前の由来を辿ればインダス川もテムズ川も同じ事が言えるようです。
英語の訳を見るとRIVERとついていますから、元の言語だけではわからない事もあり○○RIVERとなっているのでしょう。
日本語訳は英語の訳なのでしょうか?
きっと、そのほかの川もその国の言語で川とか流れている水とかと言っていた例が沢山あることでしょう。